旦那の家族、嫁と姑
旦那のママは若いです。15歳で結婚し、16歳で旦那のねーちゃんを産み、18歳で旦那を産みました。今は亡き旦那のお父さんは結婚した時21歳だったのかな。ちょっと待って、
犯罪じゃね? ってツッコミ入れたくなりますが。
私の兄は私達の結婚式の写真を見て、隣に立ってたママが旦那のねーちゃんだと思ったそうです。いつもキレイにお化粧してネイルは欠かせません。会う度に違うデザインのネイルアートを施しております。とてもオシャレな人です。見習わなきゃいけないかも。
それはさておき、旦那のママは15歳で結婚してなんだかそのまま年を取ってしまったような人で、ある意味言動が興味深いです。例えば、ねーちゃんには4人お子さんがいらっしゃいます。ママは「おばあちゃん」でもあるのですが、あまり孫に興味ありません。ねーちゃんともあんまり仲良く無いみたいなので、ほったらかしです。きっと子供たちも誰がおばあちゃんなのか知らないかも。それくらい全然会ってないんです。
私と旦那が結婚した当初、私には周りに相談相手が居なかったのでママに「あの~。旦那がこうなんですけどこれって普通ですか。」って相談しても「あなた達で解決しなさい」と言われました。 や、ちょっと、アイツ相手だと話しにならないから相談してるんですけど。 って言いたかったんですが、オーストラリアの家族はこういうものなのかもしれないと思い知らされました。
しかし後でよそのおばさんに聞いたらその人は自分の娘とも婿ともよく話すようなので、なーんだ、旦那のママはとにかく「ノータッチ」ちょっと悪く言えば「自分のことでいっぱい」の人なのかな?
うちらに干渉されないだけラクチンと思うようにしております。
そんなママはヘビースモーカーです。ヘビーというよりチェーンです。旦那もヘビースモーカーです。最近だいぶ量が減りましたが、でもいつもスパスパ。旦那の亡くなったお父さんもヘビースモーカーを匂わせます。何故なら、旦那の幼い頃とお父さんと一緒の写真、お父さんは片手に必ずタバコが。。もしくはシャツのポケットにタバコが入ってます。ママはお父さん亡き後間もなく再婚しました。この人もヘビースモーカー。
この環境の中で、ねーちゃんと弟がタバコ吸わないのが不思議です。しかも弟はジョッキーです。大抵のジョッキーの人達は体重減らすために食事摂れないからタバコいっぱい吸ってるんですけどねぇ。偉いぞ弟。でも彼は大酒のみです。2年くらい前まで、酒飲み過ぎて体重落とせなくてレースを欠席してました。そんなグータラをいつの頃からか克服し、今はマジメに乗ってます。騎乗技術は素晴らしく高いジョッキーなんですが、自己中でワガママですぐ調教師とケンカするので乗り鞍もらえません。性格直したらいいのにね。でもね、あの両親に育てられたらこんなんなっちゃうわなって納得なんです。
それくらい、旦那のママとstep fatherの会話は激しい。怒鳴り合いに聞こえます。旅に当たってネコのルビーをママ達に預けようとしてたのですが、ママ達が住んでる集合住宅はペット禁止なので断念。でもルビーにとってはラッキーだったのかも。じゃなきゃ、お義父さんの声にビックリしていつもベッドの下に隠れる生活になってたかもしれないので。
2週間くらい前に夜ご飯をご馳走になりました。その時のママは仕事で疲れてイライラ気味でした。なのでお義父さんへの扱いが輪をかけて邪険で、ちょっと可哀想でした。 どこの国でも熟年夫婦はこんなもんです。
今夜も夜ご飯を招待されています。今週水曜日から彼らはダーウィンへ旅行、来週の火曜日まで帰ってこないので「一緒にメシ食おう」という事になったようです。お義母さん、頼むから私達の食事中に隣のソファーでタバコ吸わないで下さい!って言いたいんだけど、そこはお義母さんの家なので何も言えない私。。。
彼らは機械に弱いです。前回の引越しでPCが繋がらない!とか、ケーブルTVが見れない!とかそういうのを直すのは大抵私の仕事です。家具屋でTV台を買った時も、説明書見ながら殆ど組み立てたのは私、力がいる部分は旦那に手伝って貰いました。そんな感じで私を重宝してもらってるのは有難い事です。
お義父さんはとりわけ私を可愛がってくれるし、ママもよくしてくれます。ホラ、たまに嫌味ばかり言う姑っているじゃないですか。そんなのは全然無いので良い家族に恵まれたと思います。
旦那のねーちゃんに初めて会ったのは、結婚して10ヶ月経ってからでした。亡くなったお父さん側のおばあちゃんがもう長くないかもという事で、ファミリーユニオンがあったのです。クリスマスにおばあちゃんの家に親戚一同集まりました。お父さんは14人家族の1番目だったので、旦那の叔父さん・叔母さん・いとこ・いとこの子供たち、それはそれはすごい人数でした。
で、ねーちゃんは私の体の3倍くらいある人で、会った時はびっくりしました。でもねーちゃんが割とマトモな考えの持ち主だったのでちょっと安心。困った時も助けてくれて優しいし頼りになります。「ねーちゃんは16歳で家を出て働き出してからデブになった」と旦那が言ってました。オーストラリア人の肥満傾向って半端じゃないのでビックリしますよ。
これが旦那の家族です。旦那も太鼓判を押すほど、特異な人々です。私も含むこの中で、一番普通なのは「ねーちゃんの旦那さん」というのが結論です。