ジョン・F・ケネディー
全米を熱波が襲い、ボストンも今まで20度位だった気温が昨日から35度を超え湿度も高いので、
この時期にもかかわらずアパートのエアコンが昨日の午後作動し始めました。
カンカン照りでムシムシ、まるで日本の真夏日です。
かねてから行ってみたいと思っていたJ・F・ケネディーの生家を見学してきました。
私が中学3年の1963年11月、日本で初めて衛星放送が開始される日でした。
衛星放送開始の記念番組を観ようとTVの前に陣取って待っていた私たちの目に飛び込んできたのは、
ケネディー大統領がダラスでパレード中に暗殺されたという衝撃的な特別番組だったのです
日本中、いえ世界中に大きな衝撃を与えた一日でした。
ケネディー大統領の人気は日本でも絶大で、その就任演説は大学入試の問題集にも取り上げられる程でした。
ケネディーの生家はブルックラインというボストンの隣の市の高級住宅街にあります。
可愛い女性のガイド付きで当時のままを再現してある家の中を見学してきました。
ダイニングルームです。
立派なメインのダイニングテーブルとは別に窓辺にジョンと兄の為の小さなテーブルがあります。
リビングルームです。
リビングルームには母ローズが弾いたグランドピアノがあります。
主寝室、ナサリールームとローズの書斎です。
左上の主寝室でジョンは誕生しました。
右上はジョンと兄のための子供部屋です。
右下のローズのテーブルの上には子供達の病歴や成長の記録をしたためたカードを入れる茶色の箱が置いてあります。
最後はキッチンです。
1917年当時にしてはモダンなオーブンとシンクがありました。
実業家であるジョセフ・P・ケネディーとボストン市長を父に持つローズが結婚し、
新生活を始めたのがこの家で、ここでジョン・F・ケネディーが誕生したのです。
ケネディーが暗殺された日には、どこからともなく人々が集まってきて、この界隈はケネディーの不慮の死を悼む人々で溢れかえったそうです。