レンタカー事件
引っ越し荷物を出した翌日、8人乗りの大型SUVを借りにぷっちと二人で空港へ向かいました。
そう、この日は大型SUVのレンタカーを朝借りて、
午前、午後と今まで所有していた2台の車をそれぞれの購入者に
引き渡す予定を組んでいたのです。
ところがどっこい。
しょっぱなのレンタカーで致命的なトラブル発生

onlineで借りる契約をしたのが旦那さま(旦那さま名義で手続き)。
車のピックアップに行ったのが妻のぷっちだったのです。
なんとなくヤバそうな予感もしていたので、妻であることを証明できるような書類も持参していたのですが・・・
私はレンタカーターミナルの敷地の隅で乗って行った車の中で待っていたところ、
ぷっちから「やっぱり本人じゃなきゃ借りられない、駄目だって~まじやばいんだけど
」
「でもチョッと交渉してみる」
待てど暮らせど音沙汰なし。
私はだんだん心配に・・・『今日の二台の車のそれぞれの購入者への引き渡しの時間に間に合うのだろうか
一台目の引渡しは朝の10時。今既に9時過ぎ。レンタカーが借りられなかったら全ての予定が狂う』
そこへぷっちから「かりられた~ 今どこ?」とご機嫌で電話がくる。
良かったよかったと待ち合わせ場所へ行ってしばらくしてもぷっちは来ない
すると暫くしてぷっちから電話が入る。
「窓口で担当者相手に手続きしようとしたら拒否されたから、諦めた振りして、
自分で勝手に傍に置いてあるATMみたいな機械でセルフチェックイン手続きしたの。
そしたら私名義での手続きがうまくいったの。
で、ラッキーと思って奴らの気が変わらないうちに(気付かれないうちに)車の鍵貰ってそそくさとこのゲートから出ようとしたら、なんと出口でつかまっちゃった~~~~」
「車は貸せない。もし文句があるならマネージャーと話してこいって言われたから、今から行ってくる」
そこで最後の手段。
ぷっちは仕事中の旦那さまに電話して、直接電話でマネージャーと話してもらったのです。
内容は
「オンラインで申し込んだのは私だが、私は外科医で今から緊急患者がいてオペに入らなくてはならないから妻を車のピックアップに行かせた。
人が死ぬかもしれない中ここで手術を放棄して人を犠牲にしながらも私に車を取りに来いと言うのか?」
これでマネージャーはタジタジ、あっけなく陥落したのです
まっかっか~な嘘ついて借りた8人乗りSUV。
いっしっしぃ~♪ぷっちは大ご機嫌になり、
2人で車を連ねてルンルン気分 になっているのも束の間。
その時既に時間は9時半過ぎ。
一台目の車引渡しの約束の時間に遅れそうでぷっちは高速で追い越し車線を飛ばす飛ばす
結局朝の渋滞に巻き込まれ予定時刻10分遅れで約束の場所に到着しました。
朝からひやひや、どたばたの一日でしたが、
その日の仕事、車二台引き渡し、陸運局で登録抹消手続き、の全てを無事こなすことが出来ました。
これが、大もめにもめた、8人乗りのSUVです。
一生忘れられない車になりました。