新型コロナウィルス(COVID-19)に関する報道の中で、国連事務総長のグテレス(グテーレス)氏が世界に対して、盛んに solidarity (連帯)を呼びかけていますよね。
最近のニュースやSNSなどでは、暗い話題ばかりでなく、特に、激務に耐えて頑張っている医療従事者の人達に対する応援など、この solidarity を感じさせるものも増えてきた気がします。
一方、ニューヨーク市長のクオモ氏が、切迫した口調で、ventilator, ventilator, ventilator と連呼する姿も、まだ記憶に新しいかと思います。
コロナ禍当初の頃は、respirator という単語を目にしていたように思うのですが、最近は専ら ventilator が使われているようです。
いずれも人工呼吸器のことですが、respirator と ventilator がどう違うのか、正直言って、私にはよく分かりません...。
日本では、最近毎日耳にする"緊急事態宣言"という言葉。
英語で緊急事態・非常事態は state of emergency ですね。
ただ、日本の緊急事態宣言と、今大変な状況で苦しんでいるイタリア・スペインなどのそれとは、内容がかなり異なります。
総じて言えば、日本の緊急事態宣言は、海外の多くの国々と比べると、強制力や罰則規定が緩いのが特徴だと思います。
それでも、もし実際に緊急事態宣言が出されたら、日本人の多くは、(たとえ罰則規定がなくても)より強い危機感を持って、要請や指示に従って行動するだろうと思っています。