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イスラームの教えとして男尊女卑が強く残るサウジアラビアの首都リヤドを舞台にした映画です。


 『2012年ヴェネツィア国際映画祭で国際アートシアター連盟賞を、ドバイ国際映画祭では最優秀作品賞と最優秀女優賞を受賞。2013年にはロッテルダム国際映画祭でディオラフテ賞を受賞した。



(ストーリー)

10歳のおてんば少女ワジダは男友達のアブダラと自転車競争をしたいのだが、厳格なイスラームの戒律と習慣を重んじる周囲の大人たちはワジダが自転車に乗ることにもアブダラと遊ぶことにも否定的だった。

ある日、雑貨店できれいな自転車を見つけたワジダは一目でその自転車を気に入ってしまう。なんとしてもその自転車を手に入れようとワジダはミサンガを売ったり秘密のアルバイトをしたりするが自転車代の800リヤルには届きそうもない。そんな時、学校でコーランの暗唱コンテストが行われることになり、優勝賞金が1000リヤルであることを知ったワジダはコンテストに参加することにする。

外で遊ぶことが好きだったワジダはコーランが大の苦手だったが、優勝を目指して猛特訓する……。』(Wikipediaより)


この映画を見て一番に驚いたことは、イスラームの世界では女性が自転車に乗ることすら許されていないということでした。文化が違うというより世界が違うと思いました。


女性が自転車に乗ると妊娠できないと伝えられ、私服と髪の毛は家族以外に見せることが禁止、少女がマニキュアを塗ることも男子と関係を持つことも禁止。


私たち日本人は無宗教の人が多く、あまり深く宗教について触れたり考えたりすることが少ないので、この映画を見るととにかく全てが私たちの世界では考えられないことだらけなんです!!!


しかし今でもサウジアラビアの人々がこのような暮らしをしているのかと思うとこの映画に出会い、この様な世界があることを知れて良かったと思います!!!宗教というものを文字で理解していても、映像で実際に見ると感じることも違います!!!男尊女卑が差別ではなく当たり前になっているのです。


サウジアラビアと聞くとあまり馴染みのある国ではないし、宗教を深く考えると重い映画のように感じるかもしれませんが、この映画はおてんばで可愛いらしい少女が主演の映画なので、あまり重くなりすぎず、感動もありとても見やすい映画です!



楽しみながら、サウジアラビアという私たちとは全くの別世界を目で見ることができ、男尊女卑が強く残るイスラームの世界を知ることができる映画になっていてとてもお勧めです!!!