センター試験2日目
彼は2日目も鏡に向かって「It's show time!」と言って家を出た。
1日目は心理戦で負けた。。
今日こそは…
と懲りずに勝手な勝負していた。
そして、今日も品川で降り、タクシーで会場に向かった。
当然会場内まで乗り入れ、
大きな声で皆に聞こえるように
「おつりは結構です」
彼は今日も「勝った」と思った。
昨日の反省もあり、また一度会場の雰囲気を味わったので
緊張も解けていた。
いざ、試験になった。
目の前には、もちろん錦織さん。。
かわいい。。
ふと、彼女が時計を外し机に置いた。
あれ?昨日と違う。
昨日はセイコー・ルキアのピンクの文字盤だったのに、
今日は文字盤がブルーだ。
なぜ?
結構高価な時計ですよ。
2つも持ってるの?
むむむ、やはり金持ちか…
なぜ?今日時計を変えたのかな?
気分屋さんなのかな?
俺は気分屋は嫌いだぞ。
でも、あなたなら…
俺はSかMかと言えばMなので… ( ̄∀ ̄*)
ただ単に昨日できなくて、
気分を変えたかったのか?
もー、あなたは俺をどうするつもりだ!
そんなことを考えていたら、当然のごとく試験には集中できなかった。
勝手に1人で妄想を広げ、彼女は彼が悶えていたことも知らないのに…
彼女は理系科目は受験しなかった。
むー、イメージ通文系か!
こうして彼の国立大学への夢は断たれたのであった。
帰りは会場内で客待ちをしているタクシーには乗らず
受験生がたくさんいるバス停の前で手を挙げ、タクシーを拾い
最後の意地を見せた。
無理はせず、品川までだった。
昨日とは打って変わって、雲ひとつ無い青空が広がっていた。
DT だったからこそ、できたわざだと思う。。
いつか、DTについては詳しく書きます。