- 黒川 博行
- 雨に殺せば―黒川博行警察小説コレクション
ちょっと読んだり読まなかったりって続いたので、
昨日一気に読みました。
意外なヤツが犯人でした。
アイツか…
この本の黒マメコンビでもそうですが、
黒川さんの本では結構コンビが出てきます。
一番最初に読んだ、「疫病神 」でも二宮と桑原と
こちらは建設コンサルタントとヤクザっていうコンビ。
異色なって感じがするとは思いますが、本を読んでみると
そうでないかって思ってしまいます。
しかも、この二人は後の「国境 」で北朝鮮までいってるし…
黒川さんの本を読んで楽しいのは、
2時間ドラマのように後半の方になってくると、
追い詰められたかの様に犯人を明かすのではなく、
じっくり話を詰めて行く感じがいいです。
実際、本を書く時には念入りな取材などをするそうで、
本当に詳しく書かれています。
今回の「雨で殺せば」も、銀行仕組が書かれていて、
読みながら勉強になりました。
っていうか、知識が足りないだけで、普通の人からしたら
当たり前って思われるかもしれないですが…
黒川さんの友人で、先日、直木賞を受賞された東野圭吾さんがいます。
かなり黒川さんがかなり評価されていたので、読んでみたいと思います。