東証にて中間決算記者会見


昨年12月に行った中間決算説明会には、

国内外から約120名の機関投資家などが集まった。

2005年12月の出席者が約80名だった。

大幅に参加者が増加したが、

これからのエイベックスの戦略が注目されて

いるんだな ぁとあらためて実感した。

この決算説明会で何を行うかというと、

決算数値の説明はもちろんのこと、

新しく立 ち上げた映像事業のことや中国戦略、

エイベックス・グループの将来像など多岐にわたり説明する。

そして、アナリストの人たちから質問を受けるというものである。

この対応は、全世界で経営者が行うのが常識で、

エイベックスでは自分とCOOの荒 木、CFOの小林で行っている。

こうした情報などをもとに、証券アナリストといわれる人達が、

各種情報を分析した 上で、

その会社の投資評価を行った「アナリストレポート」というものを発行する。

この「レポート」を一定の目安にしながら、

一般投資家や機関投資家などがリスクを 取りながら株式運用を行う。

これがいわゆる株式の世界だ。

エイベックスのことを書いたアナリストレポートは、

現在7社から発行されている。

同じエンタテインメント業界では、

アミューズ3社、吉本興業2社、ホリプロ1社だ から、

この業界にしては多いカバレッジだ。

僕たちの新体制発足時には、2社しかカバレッジがなかった。

構造改革を実施し、その後中期経営戦略を発表。

広報・IRもゼロベースから、

投資家の人たちと人間関係を構築していった。

そして、我々の戦略に注目してくれて、

カバレッジしてもらいえるアナリストが7社 に増えた。

毎年、日本IR協議会が発表する「IR優良企業賞」というのがある。

2006年も、エーザイ、オムロン、東京ガスなど、

世界に名が通用する企業が受賞した。

この株式の世界では、中・小型株のエイベックスだけど、

ビックカンパニーに負けず、「IR優良企業賞」狙っていきたい。