このバカンスも終わりに近づき、グルメな友人とその息子とはブリュッセルの駅でさよならだ。彼らはロンドンにもう一度戻ってから東京に帰り、私と娘達はアムステルダムに住む友人一家の家に5日ほどお邪魔してから神戸に帰る。でも、ベルギーの食の話、まだまだあるんだな~。チョコ以外にもベルギー名物のビール、ワッフル、フライドポテト。。。ブリュッセルのグランプラス広場で娘が注文したベルギー最後のドリンクは、お気に入りのラズベリービール。
ワッフルは都市によって形や生地が違う。ブリュッセル・ワッフルは四角くてクリスピー。ブルージュでは主にこちら。これがすごく美味しい!他に、しっとりと生地が重たい円形に近いリエージュ・ワッフルや、フルーツを入れた柔らかいワッフルもある。ちなみにオランダに行くと、ワッフルというと円形で薄くて固く、間にキャラメルなどがサンドされている。分った、これがフランス語でゴーフルとなるわけだ。
ベルギーやオランダのフライドポテトの美味しさといったらない。イギリスよりも↑かも。元々ベルギー発祥のフライドポテト、アメリカに持ち込んだベルギー移民がワロン系でフランス語を話したことから、誤ってフレンチフライと呼ばれるようになったそうだ。ヨーロッパでは、フリット frite と呼ぶ。イギリスにはチップス専門店はないが、ヨーロッパにはフリット屋がある。
ポップコーンのように三角錐の紙袋に入れてくれ色々なソースを選べるのだが、一番人気はやはりマヨネーズだ。友達が連れて行ってくれたアムスで一番人気のこの店、看板に1887年創業だと書いてたけど、そんな昔からフリットはあったんだろうか?
ベルギーとオランダは隣同志なのに、オランダ人は食に対する興味はずいぶんと低いようだ。フランスと接しているだけあって、ベルギーは食もファッションもインテリアもお洒落なフランスの影響を受けてるのが旅をしていると面白いほどよく分る。オランダ名物はエダムやゴーダといったチーズとココアぐらいか?しかし、チーズ専門店は一見の価値あり。
ハードな山羊のチーズなんて初めて食べた。山羊のチーズが苦手な人でも、これなら大丈夫なマイルドさ。このチーズスライサー、ギロチンという。
パンケーキというと、ベルギーもオランダもクレープのように薄いものをさす。アムステルダムの街中にはパンケーキを食べさせる店がたくさんあり、デザートものから主食ものまでメニューはすごい。
ポフェチェーズ poffertjes というタコ焼きのような小さなパンケーキを試してみた。ナッツ、ミカン、蜂蜜、生クリームがたっぷりで、薄いパンケーキよりずっと美味。
さて、空港でポフェチェーズを焼いていたのを見つけて仰天。これって、本当にタコ焼きと同じじゃん!








