久々にこちらのギターについて語りたいと思います。





(このギターを初めて見るいつもの人ではないリペアマンが「フェンダーUSA..」て言ってました!やはりJPNにも見えないですからね)



このギターのシリーズも約二年振りくらいになります。



本日で三回目ですね。




前回の


『フェンダージャパン54ストラトキャスター40周年記念モデルネック付け換え 〜愛しのレアナ姫編〜』


これの続編です。



このモデルは、フェンダーUSAストラトキャスター生誕40周年を記念して、

フェンダージャパンのほうで出したほうのストラトキャスターモデルという、 


ややこしいがフェンダージャパン史上最高の呼び声の高い逸品のネックが無名のボディに組み合わされています。



ボディはフェンダー製ではなく個人工房製です。



こういうのをコンポーネントギターと呼ぶのでしょうね。




ボディは1ピースアッシュ。



いかな40周年記念モデルとは言え、1ピースボディはコンポーネントの成せる技でしょう?



と何気に思っていたのですが、



プアトーンさんの40周年記念モデルも1ピースアッシュということでした。



それはそれで非常に珍しいですね。







今日は天気が良かったのでベランダに出て、



このベランダに無かった屋根が出来上がっていたので綺麗にしたくなって、昼過ぎまでベランダの床やらを掃除してからの昼下がりの午後、



御茶ノ水にこのギターに付ける代替パーツを買いに行きました。




コントロールノブの交換です。


右側の元々付いていた小汚い物から、左側のSCUDのエイジドに換えました。

但しSCUDの札が二つしかないように、トーンは品切れで一個しか替えられませんでした。

仕方がないのでセンタートーンは一時的に手持ちのホワイトにしときました。



ここで以前の私の考えを話しておきます。


こういうほんのちょっとしたことをブログでわざわざ出していたりする方を見て、その時の私の考えは些か冷淡で嘲笑的なものが無きにしも有らずでありました。



「そんなん細いパーツ、ミントグリーンやろうがオフホワイトやろうが割とどうでもええことやろ..」



それを今、自分がやってますね。



うん。




こういうギターはこういう所に拘らなかったら、そもそもこういうギターである意味がないですもんね。


逆に言うとそういうところを拘れるというギターです。



自分が(比較にならない程の数多くの項目を自分で考えた)フルオーダーメイドのギターを持っているからと言って、


伝統的な型のギターのとても細かいところの仕様に注力する人達を「そんなもの?」と小馬鹿にしていた節があるんですね。



このことは前々から言おうと思っていました。



心の中にそういうものがあると、例え口にしなくとも全体の雰囲気で嫌な部分が出てしまっていたと思います。



浅はかでした。お詫び申し上げます。




こうしてギターに対してもっと純粋な気持ちになって



そして更なるブログ内容の向上を..と考えてもいるのですが、


実はもうそんなに更新頻度は上げたくないとも前々から思っていました。




このことは機会があればまたいずれお話します。





ところでフェンダー社はESPのことを物凄い勢いで嫌ってるそうなんです。



ESPとは一切取り引きしない



これがフェンダー社の基本的なスタンスだそうです。



私が既存の型のストラト等のパーツを吟味している人達に持っていたのと真逆の感情を



フェンダー社はESPに対して持っているみたいに見えます。




先駆者であり、一番権威のある伝統的なスタイルのギター会社に真っ向から変なギターで(俺達には作れない)勝負して来やがって!




とでも思っているんでしょうかね?



フェンダーは多方面でビジネスを展開する一流企業なんですから、世界に先駆けてオーダーメイドギターの世界を切り開いて行ったESPとも仲良くしたほうが、より良い発展に結び付くのではないかと個人的には思いますけどね?



どうなんでしょうね?






古いほうのノブ。


凄く嫌でした。



レバーのポチも換えたかったのですが、このヴィンテージタイプぽい先っぽ太めのやつは置いてなかったですね。





ボリュームとフロントトーンだけSCUDのエイジド仕様です。



センタートーンとその左にちょんと置いてあるボリュームはESP製のホワイトだと思います。



このようにフェンダー製の(これはジャパンではありますけど)ギターにも、ESP製品が一切関わって来ないことなど有り得ないくらい普通のことなんですけどね。



仲良くすればいいのにESPのフェンダーぽいスタイルのギターやそれのアーティストモデル、そしてその専属契約が特に気に入らないのでしょうね。





このシリーズの一回目、



『フェンダージャパン54ストラトキャスター40周年記念モデルネック付け換え 〜暗闇からの一撃編〜』


において


ヘッドのデカールを保護するために5000円かけてラッカー塗装を吹いてもらった。

オリジナルには拘らないからデカールの上に塗料が乗っても構わない。



そういうお話をしていましたが、



よく見てみてください。



その塗装をした後、暫く経って気づいたのですが、



STRATOCASTER の文字。



既に



STRA  OCASTER



と一文字欠けてしまっていました。



塗装する前から。




私も適当ですが、リペアマンの方も



「既に一部剥げてることは分かってて、『これ以上剥げないようにしたいから上塗りしたい』と言うことなんだろう」



と思って何も言わずそのまま施行してしまったのかもしれません。



シリーズ4回目か5回目辺りで貼り直したいですね。






裏側を見てみましょう。




人気アメブロガーさんの記事にある通りのスプリングの張り方に変えてもう一年以上経つでしょうか。。


スプリングは何だったか覚えてません。


ここはこんなところでしょうかね。






Raw Vintage スプリングは売り切れてました。

人気があるんですね。

硬さLv.の数値にご注目下さい。

Raw Vintage  硬さLv. 25 




こちらは左から


硬さLv. 65           硬さLv. 40            硬さLv. 40





ESP製  Type1 硬さLv. 20    Type2 硬さLv. 30





色んな硬さのスプリングがありますね。






当ブログでお馴染みのこのギターのスプリングを見てみましょう。


分かり辛いですがこのようなトレモロユニットを載っけてます。



HDS の V6-c

 

これを乗っけた時にイナーシャブロックが鳴り過ぎて邪魔になりました。


そこで硬さLv. 40のバネから


ESP Type2 硬さLv. 30 のものに交換しました。

(但しこの交換したType2はプロトタイプでして、何万回も伸ばして耐用実験に耐えて熟(コナ)れた個体です)

 

より軟かいスプリングがイナーシャブロックの振動を吸収してくれて、以前よりも大分聴けるようになりました。


こんなことでも音がいい感じで変わるんだから、


オーダーメイドだからだとか、トラディショナルだからだとか、



以前はとても小さな物の見方をしていたかもしれませんね。







人間ドック、受けたことある?

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いや、そこはまだ被爆することのほうが怖いんで...受けてません。(いや、受けたかな?)




この気持ちの正体を知ってしまった。もう、戻れない。か。。



私もこの二年で少しは成長出来たのかなとは思います。



まだこれからですけど、それもこれも皆さんのお陰ですね。



今回のヒロインは真百合姫でした。








人間ドック行ってないからか今日はずっと胸がドキドキしてて、ブログは代わりに落ち着いた色合いの私らしくない記事になりました。これもきっと成長の過程でしょう。