遠距離恋愛、したことある?
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あちゃ〜、またとんでもないことを私に聞いてくれましたね?
アメブロさん!
そんなこと私に聞いたらどういうことになってしまうのか、前の時でお分かりになったでしょうに...
今回もきっと最後に悲しい結末が迎えていますよ?
さて
恋愛で、
しかも遠距離ですよね?
そんな普通にハピネスでロマンチックな人生やったらこんな内容のブログなんかやっとるかい!!
失礼しました。
私にとってイスカンダル星のスターシアより遥か彼方の ー 全然違う意味で遠距離な ー ご質問でしたので、
軽く心神耗弱(シンシンコウジャク)状態になってしまいました。
早くコスモクリーナー...ではなく、
" ジブンクリーナー " が欲しいところであります。
ジブンクリーナーで自分のこれ迄の人生をクリーンにします。
これからジブンクリーナーを使って実演して参りたい所存であります。
《実演》
【遠距離恋愛の意味が間違ってるし色んな意味で何かがずれている物語】
あれは夏が終わり、秋になり、
次第に次の季節の到来を肌で感じ始めた頃のことであった。
あれからもう一週間も経つというのに茜音との連絡が取れない。
仕事も辞め携帯が止まるとは言っていたが、俺の番号は教えてはいる。
「くそっ、あいつとの思い出をひと夏の恋で終わらせてたまるものか!」
俺は少し焦り始めていた。
数年前にお父さんを癌で亡くし、母子家庭で育った彼女に少しだけ影のようなものを感じていたのだ。
男はそういう女性に惹かれるとはよく言うものだが、俺はそこから更にもう一歩踏み込んでいると思っていた。
「彼女は俺が守って幸せにするんだ」
出会ってから三ヶ月経つか経たないくらいだったが、彼女のそういう家庭の事情もあり、家も遠かったので家には一度も行ったことがなかった。
逆に俺の家には何度も泊まりに来ていたのだが、本当はただ、自分に心をちゃんと開いてはくれていなかったということを認めたくなかった。
茜音の心の支えにはなれてなかったのだ。
二人で写っている写真を欲しいと言われた時に不意にそれに気づいてしまった。
「お前は俺と過ごした夏の日々をただの思い出に変えてこのまま去るつもりなんだな」ということに。
「『携帯が止まる』も別れる為の都合合わせ過ぎだろ」と思った。
「俺は孤独で誰からも愛されていない」
と言ってふてくされる振りをする。
「ふふっ、何言ってるの〜?」
白々しい。分かってるくせに。
そしてそれはなんの優しさも冷たさも伴わずに
ーただ散りゆくだけの木の葉が水面に意味もなく落ち、やがて流れ消え去る運命のようにー
無情にも現実になった。
認めたくない。認めたくない。認めたくない。
そうだ、彼女の家に行こう。場所はだいたい聞いている。ん?待てよ?それじゃまるでストーカーじゃないか。いかんいかん。
ここは冷静に。キープクール。
そうだ、最寄りの駅で張ってみよう。
偶然(と平静)を装って。
茜音ん家の最寄り駅まではまあまあ遠かった。
普段、電車自体あまり乗らない。仕事場と夜の遊び場が俺の普段の行動範囲だ。
某駅にて2時間が経つ頃、お巡りさんが俺のことを明らかに熱い視線でジッと注視し続けている。
「嫌だなぁ〜職質しに来ないでよ」と願う。
俺は人畜無害な透明人間オーラを何となく出してみることにする。
3時間近く経った頃だったろうか?
!!!!
来たっ!!!!
ついに来たっっ!!!!
茜音...
・・・ではなく、そこに現れたのは
なんと
元カノの紗絵香だった!
*作者は作為のある見え見えの嘘や作り事、またはお涙頂戴物などが大嫌いなので、これはノンフィクションである。
思い出補正的に、「彼女から話しかけられた」
と言いたいところだが、俺から(せっかくなので)話し掛けた。
滅多に釣れないクロダイどころではなく、外道もいいところの
ーでもベラと言うには大変失礼なのでアイナメくらいに言っておこうー
元カノであった!
(但し釣っていないしそのまま釣り上げるつもりもない)
茜音を待っている間、
確かに以前、紗絵香と付き合っている時に、ここの駅名を言っていたのを朧気に覚えている気がしていた。この辺りに引っ越す予定だと言って程なく別れた。
紗絵香は驚きながらも笑顔で言った。
「こんな所で何してるのぉ?」
俺はなんて答えたのかなんて忘れてしまった。
彼女は地元にも拘らず券売機で切符を足早に買い、
「それじゃあね!」
と言って改札口の向こうへと消えて行った。
アイナメさん、そのままリリース。
但し、元々キャッチしていない。
*フィッシングのキャッチ&リリースのことを言っている。
俺は自分に苦笑した。
「ははは..俺何やってんだろう?
紗絵香からは心は勿論とっくの昔に離れていて、
茜音とも...一緒にいる時から既に心は離れ離れになっていたじゃないか!」
心が離れているのに物理的に近づいてでも無様に愛を取り戻そうとした最後の悪足掻き。
自分が無性に格好悪く思えてきて何処にも心の持って行き場所が分からなくなった。
2019年12月21日
スターシァのかつての言葉を思い出す。
「コスモクリーナーで地球を救って下さい」
*『ヤマト』のDVD鑑賞時。
あの時は自分のことだけを考えていたから何のことか分からなかった。
俺にはコスモクリーナーを使って地球を救うことは出来ないが、
ジブンクリーナーと云う馬鹿話を使って、自分の恥ずかしい話や苦い思い出話をせめて笑い話に変えて行くことは出来る。
だから自分を出汁にして笑ってもらって大いに結構。
それで俺が未来へと前進出来て、アメブロさんの問いにも答えられて、もし誰かの心を少しでもふっと緩めることが出来るならば、
あの恋をしたことも報われるというものだろう。
【遠距離恋愛】の意味が痛たましく間違ってったってね。
物語はここまで。
恋とは違って、実際に手にして色々なことが分かることが多いのがギターですかね。
・・と言うよりギターは人が道具として行使するマテリアルですからね。
生身の人間と比較してはいけないですね。
パーフェクトガンダムへのカスタム素体として見に行ったギターです。
アイバニーズ AZ
素晴らしいアイデアが満載されていますが、
パーフェクトガンダムとして生まれ変わらせるにはちょっと違う機体だと思いました。
3度結婚したことがある誰かが言ってました。
「結婚は何度しても新鮮で、毎回初めて知ることがあり、その度に未知への大冒険だ」
今のカップルは新鮮なうちに結婚しないから離婚率も高くなるそうです。
なるほど。
ちなみに私には女性と「付き合う」という概念がまったくありません。
完全にそれが抜け落ちているんです。
だから " 元カノ " とか " 元カレ " という表現に非常に抵抗感があります。
好きになったら基本的に結婚することしか考えないですね。
ギターもそうです。
ガンダムにすることしか考えないですね。
自分のお気に入りに対して特別視してひたすら思い入れを深くする向きなんです。
ちょっとサイコですかね。
たから結婚も出来ないんですかね?
ねぇ、アメブロさん?!
*ネタでやってますから本気で心配しないで下さい。