うぜぇだろ(*´艸`)
更新しまくって♪


でもこの歌たわまぢいい曲だ♪↓

週末の大通りを
黒猫が歩く
御自慢の鍵尻尾を
水平に 威風堂々と
その姿から猫は
忌み嫌われていた
闇に溶ける
その体目掛けて
石を投げられた

孤独には慣れていた
寧ろ望んでいた
誰かを
思いやる事なんて
煩わしくて
そんな猫を抱き上げる
若い絵描きの腕
「今晩は
素敵なおチビさん
僕らよく似てる」

腕の中 いて
必死で引っ掻いて
孤独という名の
逃げ道を

走った 走った
生まれて初めての
優しさが 温もりが
まだ信じられなくて

どれだけ逃げたって
変わり者は付いて来た

それから猫は絵描きと
二度目の冬を過ごす
絵描きは
友達に名前をやった
「黒き幸」
“ホーリーナイト”
彼のスケッチブックは
ほとんど黒尽くめ
黒猫も
初めての友達に
くっついて甘えたが
ある日

貧しい生活に
倒れる名付け親
最後の手紙を書くと
彼はこう言った

「走って 走って
こいつを届けてくれ
夢を見て
飛び出した僕の
帰りを待つ恋人へ」

不吉な黒猫の絵など
売れないが
それでもアンタは
俺だけ描いた
それ故
アンタは冷たくなった
手紙は確かに
受け取った

雪の降る山道を
黒猫が走る
今は故き
親友との約束を
その口に銜えて
「見ろよ、
悪魔の使者だ!」
石を投げる子供
何とでも呼ぶがいいさ
俺には
消えない名前が
あるから
「ホーリーナイト」
「聖なる夜」と
呼んでくれた
優しさも温もりも
全て詰め込んで
呼んでくれた
忌み嫌われた俺にも
意味があると
するならば
この日のタメに
生まれて来たんだろう
どこまでも走るよ

彼は辿り着いた
親友の故郷に
恋人の家まで
あと数キロだ

走った 転んだ
すでに満身創痍だ
立ち上がる間もなく
襲い来る 罵声と暴力
負けるか俺は
ホーリーナイト
千切れそうな手足を
引き摺り なお走った
見つけた!
この家だ!

手紙を読んだ恋人は
もう動かない猫の名に
アルファベット1つ
加えて
庭に埋めてやった
聖なる騎士を
埋めてやった

またもや更新(・ω・;)

かさぶた♪


僕はかさぶた
君の膝小僧
擦りむいたトコから
生まれた
今日の放課後
ケンカした君の
泣き声に呼ばれた

初めまして
仲良くやろうぜ
かゆいからって
剥がすなよ
短い間だと 思うけど
ここは 任せとけ

かさぶたぶたぶ
かさぶた

体操座り
ちゃぷちゃぷお風呂
僕だけお湯には
濡れないぜ
だけど濡れたよ
涙の雨だよ
まだ膝が痛いのかい

仲直りがしたいんだね
でも恥ずかしくて
出来ないの
大丈夫だよ
傷は治るんだ
きっと もとどおり

謝るんだね
すごくえらいぜ
あのこも
話したかったハズ
ねぇ 気付いてる?
少しずつ僕が
小さくなってる事

ほらこっち来たよ
勇気を出せよ
最後には
握手するんだぜ
だから言ったろ
傷は治るよって
もとどおりになるって

さよならだよ
仲良くやれよ
僕の事は 気にするな
初めて君の
笑う顔が見れた
それだけでもう
シアワセだよ
生まれた場所が
この膝小僧で
良かった
僕に会いたく
なったからって
わざと 怪我するなよ

かさぶたぶたぶ
かさぶた
僕はかさぶた
また会える日が
待ち遠しいけれど
本当は
二度と会わずに
済むのが一番
怪我には
気を付けてほしいな
でも たまには
転んでもほしいな

状況はどうだい
僕は僕に尋ねる
旅の始まりを 今も
思い出せるかい

選んできた道のりの
正しさを 祈った

いろんな種類の 足音
耳にしたよ
沢山のソレが
重なって また離れて

淋しさなら 忘れるさ
繰り返す事だろう
どんなふうに
夜を過ごしても
昇る日は 同じ

破り損なった
手造りの地図
辿った途中の 現在地
動かないコンパス
片手に乗せて
霞んだ目
凝らしている

君を失った
この世界で
僕は何を求め続ける
迷子って
気付いていたって
気付かないフリをした

状況はどうだい
居ない君に尋ねる
僕らの距離を
声は泳ぎきれるかい

忘れたのは 温もりさ
少しずつ冷えていった
どんなふうに
夜を過ごしたら
思い出せるのかなぁ

強く手を振って
君の背中に
サヨナラを 叫んだよ
そして現在地
夢の設計図
開く時は どんな顔

これが
僕の望んだ世界だ
そして今も歩き続ける
不器用な
旅路の果てに
正しさを祈りながら

時間は あの日から
止まったままなんだ
遠ざかって
消えた背中
あぁ ロストマン
気付いたろう
僕らが
丁寧に切り取った
その絵の 名前は
思い出

強く手を振って
あの日の背中に
サヨナラを
告げる現在地
動き出すコンパス
さぁ 行こうか
ロストマン

破り損なった
手造りの地図
シルシを付ける
現在地
ここが出発点
踏み出す足は
いつだって
始めの一歩

君を忘れたこの世界を
愛せた時は
会いに行くよ

間違った
旅路の果てに

正しさを 祈りながら

再会を 祈りながら