本日は天皇陛下の御誕生日 | 神社、お寺、城跡が好きなサルサDJのブログ

本日は天皇陛下の御誕生日

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聖書を読んだことのない人が大半の日本において、こんなにもキリストの生誕を祝うクリスマスは盛り上がるのに、
日本の象徴である天皇陛下の御誕生日を祝う本日は、普通に街を歩いている限り、どうも、そういうムードは皆無だ。
どういうことだ?ここは日本だろ?
イギリスやタイでは、国王の御誕生日はめちゃくちゃ盛り上がるのに。。。

こういう考えを示すだけで、すぐ、右な人と決めつけられるのはいささか心外だが、
僕は、日本を愛する故に、天皇陛下を敬愛しているのだ。
靖国神社にA級戦犯が祀られて以降、靖国には参拝しないというご意志を示された昭和天皇も、
ご高齢でありながら、常にご夫婦揃って精力的に全国を巡幸される平成天皇も、
気品と優しさに満ち溢れたお顔立ちの皇太子も、
僕は敬愛の念に止まない。

まぁ、天皇の名を傘に、天皇を守るために戦って死ねと国民に叩き込んだ、5.15事件以降~終戦までの軍部政権があまりにひどかった後遺症ゆえとは思うが、
それでも、日本なんだから、天皇つまり日本国王の御誕生日はもう少しお祝いムードがあってもよいのでは?と僕は思う。

世界的に見て、その国の有史以降、国王(日本では天皇)の座が一貫して血縁でつながっているという事例は日本以外、本当にない(いわゆる、万世一系)。
中国やヨーロッパは、政権を獲った人が国王や皇帝を名乗るのだから、実にコロコロ変わる。
日本の場合は政権を獲っても、源頼朝にしても、徳川家康にしても、あくまで天皇に任命された大将軍という立場なのである。
誰も、天皇の座に取って変わろうとしなかったのである(平将門以外は)。

なぜか!?
天皇は神の血を継ぐ初代国王、神武天皇の末裔として信じられているからだ。
神武天皇が伝説上の国王だったとしても、実在が色濃い(古事記での記述が明確な)応神天皇の末裔であることは間違いない。
応神天皇と言えば、全国にある八幡神社に祀られる神様だ。
その神様の末裔と信じられるからには、やはり天皇は畏れ多い存在なのだ。
だから、その畏れ多い天皇の座を、誰も取って変わろうとしなかったのだ。
そして、日本の歴史そのものな天皇の世代が続くことは、日本の歴史が続くことと同一視されていたように思われる。

そんなこんな思う僕は、皇居に行きはしないが、調布から東方に向かってお辞儀をするのでありました。