大国魂神社くらやみ祭り“競馬式”
私が府中・大国魂神社のくらやみ祭りに行った際、
午後8時から“競馬式”(こまくらべと読む)が執り行われていました。
武蔵野はかつて馬の一大産地で、朝廷に良馬が多く献上されていて、
その、朝廷に献上する良馬を選定するために、
府中に候補の馬が集められて、国司(今で言う知事)自ら検閲していた古式に由来しており、
1,000年以上も続けられている行事だそうです。
大国魂神社の境内でお祓いを受けた馬が6頭出てきました。
近所に東京競馬場があることにより、つながりが深いJRAから奉納されたサラブレッドです。
やはり芦毛は人気でした。
関係ありませんが、オグリキャップ、メジロマックイーン、ビワハヤヒデといった往年の人気芦毛競走馬も、芦毛だったから余計、人気だったんだと思います。
そして、お祓いを受けた6頭の馬が大国魂神社のケヤキ並木参道を3往復します。
競争ではなく、あくまで馬の良し悪しを検閲するために走らせていたようです。
ちなみに、昔は当然、参道は土だったのですが、
今はコンクリートで舗装された道路のため、
馬が走るにはちょっと脚に負担重そうな気が・・・。
ライスシャワー、サイレンススズカ、ホクトベガといった名馬が競走中に脚を折って死亡したレースを見ていた私は、いらぬ心配をしてしまいました。

