靖国神社の掲示板は必読 | 神社、お寺、城跡が好きなサルサDJのブログ

靖国神社の掲示板は必読

東京の桜開花宣言は、靖国神社の桜が開花したのを確認して宣言されることもあり、

靖国神社は桜の名所としても有名であります。



~東京・神奈川★神社・お寺巡り~


昨年のちょうど今頃は境内の桜が満開だったのですが、

今年は開花後に急な冷え込みがあり、桜はまだ5分咲きといった感じでした。


参道にズラリと屋台がならび、この時期はお花見祭り一色な靖国神社ですが、

お花見気分のみで参拝するのは不敬にあたるような気になってしまいます。


~東京・神奈川★神社・お寺巡り~

それは、靖国神社(および、全国の護国神社)が、日本のために戦って亡くなった軍人を神として祀るという、特別な神社だからでありまして、

一般の神社と根本的なものが違います。


元々、幕末の戊辰戦争で亡くなった朝廷側の戦死者を鎮魂するために、明治2年に建立され(つまり、幕府側の戦死者は祀られていない)、

その後の大東亜戦争までの戦没された軍人が祀られるようになりました。


戦没者をお墓でもなく、慰霊碑でもなく、神社に神として祀ることに、国のために戦って死ぬことを美徳とした、軍国主義的な時代背景が感じられますが、

東条英機らA級戦犯を合祀しているために、政治家が参拝することを(日本に侵攻された過去のある)アジア諸国から猛反発されていますが、

日本人は、一度は靖国神社に供養の気持ちで訪れるべきと、私は思います。

拝殿前の鳥居の左手にある掲示板を読むと、誰でもそういう気持ちになります。

~東京・神奈川★神社・お寺巡り~


戦地に赴く若者の家族に宛てた遺書が月替わりで掲示されているのですが、

私はちょうど一年前の2008年3月に初めてこの掲示板を読んで、

その場で泣きそうになってしまいました。

その文章を靖国のホームページhttp://www.yasukuni.or.jp/history/will.php から

コピペします


遺書


陸軍歩兵伍長 福田誠一命
昭和十四年三月十日
支那江蘇省山後村附近にて戦死
広島県安芸郡倉橋島村出身 二十五歳



弟進へ
進よ、兄は戰争に行く二度と会ふ事は出来ぬ、

進よ、兄が戰死と聞いたなら内の責任は君の双肩にあり、父母によく仕へ立派な人間になって呉れ、

兄の墓を建てゝ呉れ、兄が最後の願ひだ、

君は生活に苦しむと言ふ事は無いと思ふが立派に暮して呉れ、

何事も打勝つと言う事だ、父母を頼む、

これから社会へ立つのだ、一歩一歩進み行けよ。


妹富美子へ
富美子よ、君は勝氣なるが故に兄は心配をする、女の道は只實直に進むのだ、

君の今の病氣に負けてはならぬ、恋愛に落ちるので無い、今君の責任は大である、

君故にお父さんは心痛して居る、何事も父に打明けて相談せよ、わからぬ父では無い、

早く病氣を治して良い家に嫁いて呉れ、

君の顔を一目見たいが会はずに兄は征く、

君の花嫁姿は何処かの地下で手をたゝいて嬉んで見て居る。