目黒不動の早咲きの桜
江戸五色不動の筆頭として有名な目黒不動。
正式名称は天台宗・泰叡山瀧泉寺。
本尊は不動明王。
西暦808年に建立されたと伝えられる、東京23区きっての古刹です。
江戸時代、徳川家光将軍がこのあたりでよく鷹狩りをされていた縁で、
徳川幕府の庇護を受け、大きなお寺になり、庶民の行楽地としても栄えたそうです。
晴れ間を待って撮影しました。
目黒不動の本堂の左右に植えられている桜は、品種は知らないのですが、
一般より早咲きの桜で、一足先に満開でした。
右手の桜
左手の桜
ちなみに、江戸五色不動とは、
徳川家光将軍が、江戸城から見て五方角の不動尊を選び、
江戸の守護を祈願したと伝えられるお寺のことです。
目黒不動の他に、目白、目赤、目青、目黄不動があります。
陰陽五行説か風水にちなんだものと言われていますが、
実は、もともと目黒、目白、目赤の三不動が江戸の名所として存在し、
後年、目青、目黄不動を名乗るお寺が出てきて、
江戸五色不動として後付けで(都市伝説のように)語られるようになったようです。
なにはともあれ、こちら目黒不動は、
都心であることを忘れさせるかのような自然豊かで静寂な、江戸の名所であり続けています。




