春になり、衣替えの時期がやって来た。

そして、あっという間に春から初夏へと移り変わる。

この淡々と移り変わる季節のように、そろそろ私も別の意味で変えていかなければならない。

この変化が私自身にもたらすものは、大きなものとなるだろう。

このままではいけない。

何か大きな変化を起こすか、或いは自らこの宿り木を去って行くか。

どちらにせよ、早急に決断を迫られるだろう。

どうしたものか。

……いや、私の中で答えはほぼ決まっている。

だが、それを実行するにはもう少し様子をみる必要がある。

決断を迫られる中、どの答えが正しいのだろうか。

そんな事を考えながら、今日も私は虚しく果てるのであった。