登場人物は恭一(きょういち)と剛二(つよし)と勇三(ゆうぞう)
ちなみに3人とも仮名。簡単な関係図は、
自分から見て、恭一と剛二は予備校仲間。勇三は中3の時に生徒会仲間。
剛二と勇三は中3で同じクラス。勇三だけ学校は別。

恭一は言った。地元のつるんでいた仲間は全て道外や
少なくとも自分の近くには居なくなってしまった。
数日前には、声かけて、犬を連れて、散歩に出かけていたという。
寂しい。虚無感に苛まれる。一方自分は勉強の道しかない。
そんな感覚に分かってあげれないことが何よりも悔しかった。
1人よがりかもしれないけれど、絆は強かった…

剛二は言った。卒業までクラスも一緒で仲良くしていた
勇三が急に他人行儀になり、軽蔑した。
メールも返ってこない、駅でときたま会っても
無視され、避けられてしまう。
勇三は静かなタイプだが、友達は大切にしていた。
自分も生徒会でお世話になったし、パソコンのことでは
一夜をまたぐ談義をかわしたこともある。
彼に裏切りという言葉は無いと信じていた。
卒業を期に何が彼を変えたのか。

そして今日もたまたま、大学生(だと思うが)となった勇三を見つけた。
勇三の家は駅前のマンション。短い距離だが、少しでも話し合えたら…
無意識のうちに遠ざかっていってしまった。
もしかしたら気づいたからかもしれない。
外見はめっきりオトナっぽくなった勇三。中身まで変わってしまったのか…

自分の周りでは相反する極端な事例が同時に起こっていた今日。
神様がいて、運命を司っていると仮定するならば、なんと悲しいことだろう。
そして狂ってしまった時計の針を、元に戻してはくれないのだろうか…