「さようなら」
とは、
「左様であるならば、いたしかたない」「~~~~~、仕方ない、別れるしかない」
といわれ、
この「さようなら」、5文字の真の意味を英語で表現するには、
3000文字は必要となる。
という。
「ありがとう」も
「有り難い」、本当にあり得ないようなもったいない話、である
という意味がある。
「さようなら」の言葉の精神は、
「こうなった以上は、別れを言うのが、最善である」という「受け入れ」のこころである。
日本人の「悟り」にも似た、基本的な物事への対処のこころ・行動は、
「選挙」での投票率の低さ、無常観、無力観、何でも受け入れてしまう感覚、
に通じている。
日本の歴史の、時代時代の思想・宗教というものなど、
すべてが詰め込められている。
簡単なことばではない。
重いことばである。
日本語を正確に使うには、ことばの持つ、真の意味や背景、すべてが必要である。
音やニュアンス、イントネーションも重要であり、
方言も生きたことばである。
どう表現するか。伝えるか。
理解するか。
ことばに、「特殊な感性」が必要と言われるのも分かる気がする。
雑では、いけない。
