近所のスーパーに明らかに異変が起きている。以前は朝8時には食品コーナーに総菜や弁当がギッシリと並び、それが夜10時まで途絶えなかったのだが、今では朝11時になってようやく総菜弁当がまばらに並び、夕方5時にはなくなってしまう。無論、それはコロナ禍では説明がつかない。外食の需要が下がれば、むしろスーパー等の需要は上がるはずだからである。
仮にそれが円安に伴う生産及び物流コストの高騰によるものだとしたら、いよいよ日本経済の瓦解が始まったのかも知れない。いずれ冷戦期の東欧諸国のように、人々が食料を求めてスーパーに長蛇の列を成す。かつて飽食大国と呼ばれていた日本に、そのような悪夢の未来が待っているのだろうか。