絶望を過大評価してはならない | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

思うに、絶望を過大評価してはならない。なぜなら所詮それは、希望の対義語に過ぎないからである。

 

希望が未実現の幸福を指すならば、絶望は未実現の不幸を指す。そして希望が幸福を保証するものではないように、絶望もまた不幸を約束するものではない。しかし人は絶望を口にする時、それが不幸の同義語であるかのように思い誤り、不確定な未来に心を投じてしまう。少なくとも希望を悲観するのと同様に、私たちは絶望を楽観すべきではないだろうか。