運動能力を決める要素は、運動神経と身体能力である | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

俺は相当に運動神経が悪い。それに初めて気付いたのは大学に入ってからだ。友人の付き合いでテニスとスノボを始めたのだが、これが実に覚えが悪かった。同時に始めた友人たちの中で誰よりも上達が遅く、途中からは完全にお荷物扱いだ。まさにこれが俺にとって、嫌な意味で自分再発見だった。

 

ではなぜ俺は大学に入るまで、自分の運動神経の悪さに気付かなかったのか。それは身体能力がそこそこ高かったからだ。体育のスポーツテストでは中の上程度の成績を残し、サッカーやバスケでも人並み以上には活躍出来た。走力や瞬発力、筋力といった体力的なアドバンテージにごまかされ、ボールを扱う不器用さには周囲も自分も全く目が行かなかったのである。

 

運動能力を決める要素は、運動神経と身体能力である。10代や20代でスポーツをするなら、物を言うのは身体能力だ。しかし30歳を過ぎて、体力が落ち切って以降の生涯スポーツを考えるなら重要なのは運動神経の方だろう。仮に今俺がサッカーをしたとして、ダッシュやターンのキレを完全に失った自分がどんな散々な目に合うのか、想像するだけで恐ろしい。