なぜネットのコミュニケーションツールは、かくも治安の悪い場となってしまったのだろうか? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

ネット文化とは、即ち罵倒文化である。特に5ちゃんねるなどは目に余る。ネット上で誰かとコミュニケーションを取ろうと思ったら、その10倍誰かの罵詈雑言を浴びる覚悟が必要だ。

 

なぜネットのコミュニケーションツールは、かくも治安の悪い場となってしまったのだろうか。例えばある草原を策で囲い、そこに羊の群れを放ったとしよう。羊は互いに攻撃する術を持たない、ゆえに群れの秩序は保たれよう。

 

ではここに、1匹の狼を放ったらどうなるだろうか。誰からも攻撃されない狼は、まさに傍若無人に周囲を攻撃し放題だ。もし狼を止めようと思ったら、別の狼を投入するしかない。

 

結局のところ多数の善意というのは、少数の悪意に対して極めて脆弱なのだ。そう考えるとネットのコミュニケーションツールとは、まさに人類史の縮図と言えるのではないだろうか。