オタクはオタクであることを口実に男を怠ってはならない!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

例えばだ。俺がとあるアイドルのファンだったとする。それも世間的にはマイナーな知る人ぞ知るアイドルのファン、いわゆるアイドルオタクというやつだ。そしてその握手会に参加するとしよう。俺ならまず前日に美容院に行き、さらに服を新調し、当日は念入りにシャワー、シャンプー、洗顔、歯磨き等をした上でボディミストをつけて赴く。それくらいの労をはたくのは当然のことである、少なくとも俺はそう考える。

思うに、オタクはオタクであることを口実に男を怠ってはならない。聞けば世のアイドルオタクたちは服装や清潔感に一切注意を払わず握手会に参加、汗の匂いやら何やらで「悪臭会」と揶揄されているそうではないか。俺にはそれが理解出来ない。たとえ元々の素材がいかなるものであれ、自分の中でMAX身だしなみを整えて参加する。それが憧れの人に相対する最低限の礼儀ではないだろうか。もちろん小綺麗な恰好をしていけばそのアイドルとワンチャンあるかと言えば、そんなものは皆無であろう。しかし身なりに気を使うのと使うわないのとでは、握手を交わすほんの数十秒間、意中のアイドルが自分を見る目が微々たれども変わるかも知れないではないか。

さらにオタク全員がそのように身だしなみや清潔感に高い意識を持って握手会に臨むなら、それを迎えるアイドルも少なからず気乗りすることであろう。たとえ妄想の中でも彼女らの右側に寄り添いたいと願うのであれば、少しでもそれに相応しい男に近づこうという努力を始めから放棄すべきではない。