凛と咲く娼婦のように | まきしま日記~イルカは空想家~

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

たとえ枯れて朽ち果てて
この手の平には何も無くても
凛と咲く娼婦のように
どこまでも気高く私は生きたい

誰からも見向かれず
決して誰からも求められず
それでも自分を哀れまず
蔑まれることを良しとはせず

癒えることのない傷跡を
舌でなぞっては笑ってみせる
凍るような眼光は闇夜を射抜き
ただ誇らしげに無垢な身体を晒し

たとえ枯れて朽ち果てて
この手の平には何も無くても
凛と咲く娼婦のように
どこまでも気高く私は生きたい