ぼっちだからこそ出来る大学生活の楽しみ方は、それこそ無数にあるはずだ!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

もしかしたら語弊と嫌味を以て受け止められてしまうかも知れないが、俺は今更ながらに”ぼっち”のキャンパスライフに憧れる。なぜなら、そのような大学生活を送って来なかったからだ。

学生時代、俺はぼっちでいることに耐えられなかった。と言っても別に人付き合いが好きだった訳ではない。ただ友達がいないという状況に自分が置かれることが惨めに思えてならなかったのだ。

特に大学入学当初、語学クラスでは本当に苦労した。俺は2浪したことにより周囲より歳が頭一つ抜きん出てしまい、自分が完全に浮いた存在であることを十分に自覚していた。それでもぼっちと見なされることが我慢ならず、クラス内の1グループに尾ひれのように着いて回ったものだ。もちろんそれにより得られた思い出もたくさんあるが、それよりも気疲れの方が多かったような気がする。

しかしながら思うに、ぼっちであることで学校生活に何かと支障をきたすのは、せいぜい小中高校生くらいまでだ。大学に入れば体育で2人組になることも、修学旅行で班を作らされることもない。むしろ大学生になってまでキョロキョロ周りの顔色を伺いながら過ごすことは、貴重な青春時代の無駄遣いである。

さらに言うと、別に大学で友達を多く作ったからといって彼女が出来る訳では断じてない。それだけは俺が身を以て保証する。 

例えば授業が終わったらさっさと煩わしい教室を抜け出し、雀荘やパチ屋に通うなり、ネカフェやカプホを自分だけの隠れ家にして思いっきり羽を伸ばすなりすればいい。一人カラオケや一人ダーツだってハマればきっと楽しいし、学生の一人居酒屋なんて実に渋い。あるいは大学近辺の定食屋やラーメン屋やスイーツ店を開拓し、グルメに目覚めるのもいいだろう。このようにぼっちだからこそ出来る大学生活の楽しみ方は、それこそ無数にあるはずだ。

俺は今からでも学生時代に戻り、そのような自由気ままなキャンパスライフを送り直したい。無理してまで人と関わらなくてもいい時間、なんと素晴らしいことであろうか。