AKB48のシングル年間1位獲得に、限りなく赤に近い黄信号が灯った。
AKB48グループの運営会社であるAKSは13日、毎年恒例イベントである「シングル選抜総選挙」を今年は開催しない旨を公式サイトで発表した。
一体どういう経緯でそうなったのか、昨年12月に起きた「NGT48メンバー暴行事件」も関係しているのか、非常に気になるところではあるが、この件に関して邪推は控えておく。
さて、そうなると怪しくなってくるのがAKB48のシングル売上だ。AKB48は近年、人気のみならず売上においても乃木坂46や欅坂46に完全に押されていたが、シングル年間1位は確実に獲ってきた。”選挙券付きシングル”があったからだ。
しかし総選挙が開催されないとなると、今や勢いで勝る乃木坂46のシングルが年間1位を獲得する公算が極めて大きくなってくる。
そしてAKB48は、同時に空前絶後の大記録も逃すことになる。以前にもブログで触れた「シングル年間1位2010年代完全制覇」だ。
AKB48は2010年に『Beginner』で初めてシングル年間1位を獲得して以降、昨年の『Teacher Teacher』に至るまで9年連続でシングル年間1位を獲ってきた。もし今年もとなれば、AKB48は2010年代の全ての年でシングル年間1位を達成することになる。
しかし総選挙の開催が見送られたことで、その見込みは薄くなった。
俺は音楽チャートマニアとして、未来永劫並ばれることのないであろう大記録の樹立を是非ともこの目で見てみたかった。率直に言って残念である。