『映画ドラえもん』の続きのストーリー!!AIと人間は果たして共存していけるのか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

今やAI(人工知能)技術の発展は日進月歩である。今世紀半ばには、人間の知能を遥かに凌駕する頭脳を搭載したロボットが開発されると目されている。そして我々人類に突きつけられた問題、「AIと人間は果たして共存していけるのか」。

上記テーゼを換言するならば「AIは人間の心を解することが出来るのか」。これは何の科学的根拠もない俺という一素人の見解だが、”知能”と”心”は全く違う。前者がどこまでも論理性を追求するのに対し、後者は時に不合理なまでに非論理的だ。

さて、ここで俺の大好きな映画を一つ紹介しよう。1986年公開『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』だ。

遥か宇宙の彼方から来たロボット兵たちによる、地球人類侵略戦争が始まろうとしている世界。ロボット軍は美少女型スパイロボット・リルルを地球に送り込む。しかしリルルはのび太たちと出会い触れ合うことで、徐々に人間の心に目覚めていく。芽生えた情愛と自己矛盾に葛藤し続けたリルルが最後にとった行動、それは人間たちを救うための自己犠牲、自らの死であった。

AIと人間の相互理解。『映画ドラえもん のび太と鉄人兵団』はそのふもとまで辿り着いた。しかし結局両者は相容れること許されず、美しくも儚い結末に至ったのだ。

いつかAIと人間は価値観を共有し共に笑い共に泣く、そんな未来を我々は期待していいのだろうか。『映画ドラえもん』の続きのストーリー。願わくばそれは科学者だけではなく、『ドラえもん』を読んで観て育った全ての人たちに描いてほしい。