例えばテレビで観る新宿2丁目のゲイバー。ゲバいお顔のオネエ様たちを見ていると、俺は嘆かわしくなってくる。「アンタら、女装の専門家だろ?プロの本気がその顔か!」
あえて声を大にして言おう。「どんな顔の男も、メイク術一つで”中の上女子”に変身できる!!」
ここで俺の話を少々。高1の時、俺は友人たちと「ジブリアニメ愛好会」を立ち上げた。そして来る文化祭、女装コスプレは男子校の王道だ。俺は『もののけ姫』のサンに扮したのだが、これが大失敗。”けだもの姫”だの何だのと酷い言われようだった。しかしその挫折が俺の”男の娘魂”に火をつけた。俺は2年間メイク術を磨きに磨いて、高3の文化祭では通行人の誰もが振り返り、写真撮影まで求められる見事な”中の上女子”に変身したのだ。
よってここでは、俺が完成させた”中の上女子”メイク術を書き記す。
ポイントは「女らしさを作るのではなく、男らしさを消すこと!」では女子と比べた時の男の顔の特徴とは一体何か。
一、顔が長い
一、顔がでかい
一、輪郭がごつごつしい
まずこれらをどうにか隠し、その上で顔を女子に寄せていく。
(1)顔全体に乳液を塗ってよく馴染ませる。これが全て作業の下地となるので、丁寧に行ってもらいたい。
(2)最重要工程。明るめのファンデーションを用意し、唇の両端から両目の目じりにかけての逆三角形ゾーンに重点的に塗っていく。こうすることで最も邪魔だった輪郭を影にして目立たなくし、視覚効果で小顔に見せることが出来る。
(3)目にアイラインを引いて、口紅を塗る。この時けばけばしくならないように、ナチュラルメイクを心がける。頬のチークやつけまつげ等は一切不要。
(4)ヘアアレンジをする。その際ウィッグを用いるのではなく、出来れば地毛が自然に見えて望ましい。額を一部露呈することで目を顔の中心に位置させ、よりガールズ感を際立たせる。
あれまビックリ!これであなたも”中の上女子”!!
忘年会シーズンは逃してしまったが、まだ新年会がある。是非ともこの”中の上女子”メイク術を活用し、飲み会の主役になって欲しい。