俺の知人が彼女にフラれた時に残した名言、「三国志と女は知らない方が良いことの方が多い」。女について俺はどうこう言える立場にないが、『三国志』についてはなるほど、創作と史実のギャップを上手く皮肉っている。しかし俺はそこにもう一項目加えたい。それはズバリ「極東アジア情勢」だ。
一般に日本の仮想敵国は北朝鮮のみとされているが、それはいささか実情と異なる。北朝鮮にとっての敵とはアメリカ、日本はそのおまけぐらいにしか思われていない。むしろ日本に不当な圧力をかけてくるのは中国と韓国の方だ。しかし中国と韓国の違いは、中国は日本のみならず四方八方アジア中の国々に対し傍若無人に振舞っているのに対し、韓国は日本だけを執拗に目の敵にしてくることだ。
以前YouTubeを閲覧していたところ、トップページに嫌韓記事が挙げられていた。俺は興味本位で動画を開く。卑劣、狡猾、理不尽、傲慢。「韓国!実にけしからん国だ!!」俺は不快プンプンで動画記事を閉じた。
ところがYouTubeの恐ろしいところは、あるカテゴリーの記事を開くと、それと関連した記事が次々とトップページに挙げられてしまうことだ。続々と挙げられる嫌韓記事。ついつい気になって観てしまう俺。するとますます増える嫌韓記事。そんなことを繰り返しているうちに、気が付けばYouTubeが嫌韓記事一色に染まってしまったではないか。「なんじゃこりゃ!まるで増殖するがん細胞じゃねえか!!」危うく”右寄りブロガーまきしま”が爆誕するところであった。
昔偉い人が言った、知らぬが仏。皆さんも精神衛生を害され、いたずらに政治的趣向を捻じ曲げられたくなかったら、間違ってもYouTubeで「韓国」と検索しないことをお勧めする。