死刑執行年間4000人!!なぜ中国の統治者は人命を軽視する傾向があるのだろうか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

公式には明らかにされていないが、中国では昨年1年間でおよそ4000人もの死刑が執行された。これは全世界の死刑執行数の実に8割にも及ぶ。また中国は古くから、様々な拷問器具、処刑法を開発してきた。まさに中国は「処刑・拷問大国」である。

ではなぜ中国の統治者は人命を軽視する傾向があるのだろうか。欧州や中東と並び、中国は古来より戦乱の絶えない地であった。しかし全2者には大小様々な国がひしめいているのに対し、中国の王朝は広大な中国大陸全域を一手に統治していた。巨大な国土、巨大な人口。これらを中央集権国家として治めるためには、始皇帝の焚書坑儒のように血塗られた圧政を敷く必要があったのだろう。

その名残が現在の中国の人命軽視の風潮なのであろうが、それにしても年間4000人だ。もちろん犯罪者に刑罰を与えるのは正常な国家機能であるが、果たしてその4000人もの死刑囚は、本当に正当な理由を持つ死刑囚なのだろうか。憶測するに否だ。俺は中国に近代的かつ民主的な司法プロセスが在るなどとは微塵も期待していない。

汚名を押し付けられた者、濡れ衣を着せられた者、政治的陰謀に巻き込まれた者。中国では一体どれほど多くの死刑囚ならざる死刑囚が、国家によって不当に命を奪われたのであろうか。そう考えると、たとえ陽が沈みつつあろうとも俺は日本人で良かったと思うのだ。