夜のとばりが大地を覆い
漆黒の風が街を吹き荒れる
木々がざわめく 家々がざわめく
そして 私の胸がざわめく
出逢うべきではなかった
けれど もう出逢ってしまった
決して愛してはいけない人
でももう止まらない 止められないの
その顔も その身体も心臓も
あなたの全てが欲しくてたまらないの
この唇であなたの臓腑を喰い裂いて
愛おしい真紅の雫を一滴残らずすすりたい
夜のとばりが大地を覆い
漆黒の風が街を吹き荒れる
木々がざわめく 家々がざわめく
そして 私の胸よざわめけ