今更ながらだが『SBMドラ』、『SWE8』、『アナ雪』、『君の名は』を借りて観た評価と感想!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

先日パソコンを買い替えてDVDの視聴方法を覚え、今更ながらだが『SBMドラ』、『SWE8』、『アナ雪』、『君の名は』を借りて観た。このうち『SBMドラ』は劇場で観たのだが、その時は物語があまり頭に入ってこなかった。そもそも俺は映画館という空間が苦手であり、映画は家でゆっくり観たい派なのだ。そこでここでは、簡単ながら各作品の評価や感想を述べていきたい。


(1)STAND BY ME ドラえもん  評価85点
これは素直に面白かった。原作の回話を7~8本つなぎ合わせて1本の長編としたのが本作であるが、原作各話の良さを損なうことなく流れるように自然に連なるストーリー、まさに『ドラえもん』という壮大なドラマのダイジェスト版を観ているかのようであった。原作漫画を全巻読破している俺には本作の随所随所で展開が見えていたのだが、それでもラスト付近では思わず目が潤んでしまった。


(2)STAR WARS EPISODE 8 最後のジェダイ  評価25点
これが今まで観たスターウォーズシリーズの中でも最低ランクで酷かった。まずストーリーがエピソード4と5の使い回し。各シーン各シーン、既視感のオンパレード。そして何よりもルーク・スカイウォーカーには大失望である。伝説のジェダイという立場にありながら、レイの修行も反乱軍の加勢も拒み続け、ヨーダの亡霊から授かったアドバイスも実践できぬままポックリ死亡。彼は一体何のために再登場したのか。


(3)アナと雪の女王  評価20点
今回最もつまらなかったのが、この『アナ雪』である。唯一の見せ場はご存知、エルサの「♪ありの~ままの~」のくだりだけ。しかもそれが開始わずか20分だ。その後1時間以上の退屈な間延び感、どうしてくれよう。またチョロインで男ったらしのアナ、実の妹を魔法で襲う冷酷なエルサ、はっきし言ってどちらにも共感出来ない。俺の妹の「あまり面白くない」という意見を聞き入れておくべきだった。


(4)君の名は。  評価90点
そして文句なく感動作だったのが『君の名は』だ。以前俺は、新海誠監督は宮崎駿監督の下位互換であると述べたが、本作について言うならば、97年『もののけ姫』以降のどの宮崎作品よりも面白かった。男女の体が入れ替わるという古典的な設定でありながら、登場人物たちが生き生きと映える台詞に脚本、物語を美しく彩る背景描写に心うたれ、自宅であることをいいことに後半はずっと泣きっぱなしであった。


以上、『SBMドラ』、『SWE8』、『アナ雪』、『君の名は』、過去4、5年で耳にした話題作は全て観てしまった。それ以外となるとハリウッド超大作ということになってくるが、どうせヤツラはCGバーン、火薬ドカーン、そして最後は公衆面前キス。観なくてもだいたい分かる。何か他に今すぐ観るべき名作映画はないものだろうか。映画にわか・まきしまの探求は始まったばかりだ。