漫画家やSF作家のみならず、科学者たちまでもが真剣に議論するテーマ、「2100年、人類の文明はどれほど発展するのか」。例えばしばしば挙げられる予測は以下の通り。
◆人類とロボットの共存
◆絶滅動物を化石から復元
◆人類は火星に移住
◆ナノロボットによる人体の健康管理 etc
しかし俺は思う、「科学者も素人も、2100年に一体どんだけ過剰に期待してんだよ」。
俺は1981年生まれだ。80年代当時、21世紀はまさに万能科学の理想郷として思い描かれていた。
◆医師、教師などロボットによる頭脳労働
◆民間人の手軽な月面旅行
◆リニアモーターカーの実用化
◆磁気で宙に浮く自動運転の自動車 etc
けれどいざ21世紀、一体何がどれほど変わったというのか。進展らしい進展といえばインターネット及びスマホぐらいなもの、夢見も夢見のいいところである。
しかし科学者でも何でもない、ド素人の俺でも容易に想像つくことがある。「2100年の世界人口は推定130億人、人類は未曽有の食料・資源不足に見舞われる」。
科学者は宇宙やらロボットやらにうつつを抜かしてないで、こちらの問題に真剣に取り組んだ方が賢明なのではないか。