「三国志」といえば言わずもがな、魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備、その他諸々の武将たちが入り乱れて中国全土の覇権を争う戦乱興亡物語である。
三l国志最大の魅力は猛将の活躍のみならず、何と言っても智将の知略が戦況を大きく左右する点にあろう。武と知が相まって一つの壮大な戦乱記を成すのだ。
よってここでは、あくまで俺まきしまの独断と偏見に基き、数多の三国武将の中から武力&知力TOP10を決したい。
(1)武将の武力TOP10
第10位 魏延
第9位 張遼
第8位 夏候惇
第7位 典韋
第6位 趙雲
第5位 許褚
第4位 馬超
第3位 関羽
蜀軍の大エース・関羽が第3位に。個の戦闘能力のみならず、軍の指揮官、さらには戦術家としても極めて秀でていた。
第2位 張飛
個の戦闘能力において、関羽をも上回るとされていたのが関羽の義弟・張飛である。関羽とともに「万人の敵」(兵1万に匹敵する将)と呼ばれ恐れられた。
第1位 呂布
三国志最強の武将が呂布である。虎牢関の戦いでは関羽、張飛2人相手に互角に戦い、曹軍と対峙した時は夏候惇、許緒ら名だたる猛将6人がかりで挑んでもまるで歯が立たなかった。まさに戦闘マシーン、当時呂布と一騎打ち出来る武将などまずいなかった。
(2)武将の知力TOP10
第10位 張昭
第9位 賈詡
第8位 郭嘉
第7位 曹操
第6位 陸遜
第5位 龐統
第4位 荀彧
第3位 周瑜
孫呉軍の大黒柱・周瑜が第3位。赤壁の戦いでは連環の計を用いて、わずか3万の兵力で曹軍20万を壊滅させた。
第2位 司馬懿
諸葛孔明の宿命のライバル・司馬懿が第2位に。孔明の5回の北伐に際してこれに対峙、ただの1度も孔明の侵略を許さなかった。
第1位 諸葛孔明
1位はご存知・諸葛孔明である。一般的に「天才軍師」とのイメージが強いが、孔明が最も才覚を発揮したのは軍事よりも内政であった。公平公正な信賞必罰を敷き、また農作に力を入れ、5度も大規模な遠征をしたにも関わらず、全く国力を疲弊させることなくむしろ増強させた。
以上、まきしまが選定する三国武将の武力&知力TOP10であった。
さて小説、漫画、ゲームなど今日「三国志」として親しまれているものは、17世紀に書かれた小説『三国志演義』に基いたものである。つまり完全なフィクションだ。
三国志に興味を持たれた方は、ぜひ正史『三国志』を読んでみることを…絶対にお勧めしない。虚構と現実とのギャップに歴史不信になること間違いなしだ。