日本人には今ひとつ馴染みが薄いであろうが、アメリカでは高校の卒業式の後に「プラム」と称する、全校自由参加のダンスパーティーがある。俺は主張する。「例えば近年日本でも盛り上がりを見せるハロウィンなどどうでもいい、プラムこそを日本文化に取り入れるべきだ」。
日本では卒業式の後はそれぞれ内輪に分かれて、飲み会からカラオケに行くのが定番であろう。しかし問題はその「内輪」だ。小中高大と女っ気ゼロ、俺の周りには常に男しかいなかった。しかしそれが学校側主催、全校自由参加のプラムであればどうであろうか。参加者の半分が女子、そこはまるで桃源郷ではないか。
また卒業式の日に女子に告白、あるいは女子をデートに誘う。これは相当の勇者だ。いや、もはやドン・キホーテと言って良い。けれど「一緒に踊ってくれませんか」、これなら告白やデートよりも遥かにハードルが低い。それこそお手頃の勇気で好きな女子との想い出が作れる。そう思わないか、男子諸君。