池上彰!宇宙論の話なら俺に代われ!太陽系を飛び出して宇宙の果ての果てまで解説してやる!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

俺まきしまは文系学部卒ながら、幼い頃より無類のサイエンス好きである。例えば友人と飲んでいて話が少しでも科学分野に触れようものなら、完全に友人を置いてけぼりにして、一般相対性理論や量子力学について一人で1時間以上も熱弁してしまう。


さて、池上彰といえば現在日本で屈指の人気・実力を誇るジャーナリスト・番組司会者である。国内政治・経済、世界情勢・東アジア外交等々、俺もまた氏の番組で実に勉強させてもらったものだ。ところが先日ふとテレビ番組表を見ていたところ、『池上彰と宇宙の旅2018』なる欄が。「いやいやいや、確かに池上氏の解説は秀逸だが、氏はどう考えても政経分野の専門家、宇宙論など専門外もいいところだろ」。


しかし「あの池上彰のことだ、専門分野外でもミラクルを起こしてくれるかも知れない」、微かな期待を胸に俺はチャンネルを回したのだが、これが期待外れというか、ある意味期待通りに酷かった。


俺はこれまで太陽系内の惑星にしか触れない中学の教科書にも載っているような子供騙しの宇宙特集番組に辟易としていたのだが、池上氏の番組は太陽系内どころではない、出てくるのは地球と太陽と月だけだ。「皆既日食はどうやって起こるのか」、「なぜオーロラが出来るのか」、そんなの10歳の頃から知っている。挙げ句の果てに話題は宇宙ビジネス、結局経済分野じゃねえか。「池上彰、宇宙論の話なら俺に代われ。太陽系を飛び出して宇宙の果ての果てまで解説してやる」。


けれどこの『池上彰と宇宙の旅2018』、一つだけ勉強になったことがある。恐らく池上氏が解説する範囲が宇宙論に関する一般常識、熱く語っても友人にドン引きされないギリギリのラインなのだろう。以後、この手の話はよくよく自重しようと思う。