初春の冷たい風が頬を叩き
陽だまりは優しい匂いがする
変わらずやってくるこの季節に
ただ 君だけがいない
少しだけ昔のことを思い出して
くすって笑っちゃったりしてさ
その後 どうしようもなく
胸が切なくなるの
あれからもう5年が経つんだね
私もすっかりオバサンになっちゃったよ
もし君がいたら
こんな私でも可愛いと言ってくれたのかな
いつからだろう
君のことが好きで どうしようもなく好きで
けれど それは私の独りよがりで
頭の中がぐちゃぐちゃになっていた
別れを切り出した君の
言葉が受け止められなかった
でも 今ならちゃんと分かるよ
きっと君も苦しかったんだね
初春の冷たい風が頬を叩き
陽だまりは優しい匂いがする
大丈夫 私は裸足で歩いていくよ
君がいないこの道を