理解不能!素数を全てかけ合わせた積は4π^2である!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

俺が思うに、応用科学が「目的」であるならば、数学は「手段」である。難解な科学理論に対し、数学はそれを読み解くための、あるいは説明するため分かりやすいツールでなくてはならない。


古今物理学者たちは、素人からしたら結構無茶苦茶なことを言っている。例えばかの有名なA..アインシュタインは相対性理論の中で、「全ての慣性系から見て光速度は常に一定である」、「巨大な重力は時空間を歪める」等と提唱。我々パンピー基準に照らすならば、まさに「寝言は3日3晩寝て言え」だ。


しかしこれらが綺麗な数式にまとめられる以上、「よく分からんがこれが事実なんだろうな」、何となく納得してしまう。なぜなら他の学問はともかく、数学はいかにそれが難解であれ、庶民の”確かに何となくそうなりそう”という直感を決して裏切らないからだ。


ところが先日、俺は数学に完全にしてやられた。とある定理「素数を全て掛け合わせた積は4π^2である」。つまり、
   2×3×5×7×11×…=4π^2
ちなみに4π^2はおよそ39.4。そして2×3×5×7=210、この時点で4π^2を軽く超えている。その後もより大きな数を無限に掛け続けるのだ。発散こそすれ、4π^2なる微々たる数に収束する訳がない。まさに直感的に理解不能である。


かつて、相対性理論も量子力学も俺の脳を突き破って飛び去っていた。そしてここへ来て自然科学の基本・数論まで、どうか俺を見捨てて置いていかないでほしい。