世界経済の主役が変わろうとしている。
イギリス、ドイツ、フランスなどの欧州先進国が軒並み経済停滞に喘ぐ中、中国、インド、ブラジルなどが続々と台頭。そしてこれらの新興国は、軍備も年々増強している。
それでは経済、軍事、国際政治などを多角的に考慮した時、今現在における世界の総合強国は一体どの国なのか。
ここでは以下の「総合強国指数」算出式に基いて、指数の大小で各国を比較評価したい。
総合強国指数
=(国内総生産指数×軍事力評価指数)^0.5
×国連常任理事国得点×G7参加国得点
×G20参加国得点×核保有国得点
(1)国内総生産指数
(2017年「世界経済のネタ帳」より、単位;1兆ドル)
1位 アメリカ 19.417 pt
2位 中国 11.795 pt
3位 日本 4.841 pt
4位 ドイツ 3.423 pt
5位 イギリス 2.476 pt
6位 インド 2.454 pt
7位 フランス 2.420 pt
8位 ブラジル 2.140 pt
9位 イタリア 1.807 pt
10位 カナダ 1.600 pt ※以下略
(2)軍事力評価指数
(2017年「グローバル・ファイアパワー」より、単位;1/評価点)
1位 アメリカ 11.223 pt
2位 ロシア 10.416 pt
3位 中国 10.309 pt
4位 インド 6.013 pt
5位 フランス 5.000 pt
6位 イギリス 4.549 pt
7位 日本 4.490 pt
8位 トルコ 3.831 pt
9位 ドイツ 3.787 pt
10位 イタリア 3.607 pt ※以下略
これらの指数に国連常任理事国得点(1.05)、G7参加国得点(1.05)、G20参加国得点(1.05)、核保有国得点(1.20)を乗じた「総合強国指数」ランキングが以下となる。
1位 アメリカ 20.505 pt
2位 中国 14.641 pt
3位 ロシア 5.330 pt
4位 日本 5.138 pt
5位 インド 4.838 pt
6位 フランス 4.831 pt
7位 イギリス 4.605 pt
8位 ドイツ 3.970 pt
9位 イタリア 2.811 pt
10位 ブラジル 2.540 pt ※以下略
現在世界はアメリカ、中国の2超大国を軸にして回っているが、ロシア、インドの存在感も無視できない。やがて世界は米中露印の4強時代を迎えるだろう。
一方日本は、欧州諸国ともども存在感が薄れていくだろう。それが現実であり、実に残念でならない。