周知の通り、日中韓関係が冷え込んで久しい。しかし近年、ごく一部ではあるが中国人の対日姿勢に微かな変化が見受けられる。「日本は今尚強大国だ」、「中国は日本から多くを学ばなければならない」といった、日本を肯定的に評価する声がネットに多数寄せられているのだ。
思うにこれは、中国人の「強者の寛容」であろう。中国の2017年のGDPは11兆7952億ドル、これは日本のGDP4兆8412億ドルとは倍以上の開きがある。もはや中国は、日本と小競り合いをしながら先を争う時期を脱したのだ。日本人としては何とも心中複雑であるが、どんなきっかけであれ、まずは国民レベルで日中関係が雪解けするのは実に望ましいことだ。
◆各国の国内総生産(2017年)
1位 アメリカ 19兆4171億ドル
2位 中国 11兆7952億ドル
3位 日本 4兆8412億ドル
4位 ドイツ 3兆4232億ドル
5位 イギリス 2兆4967億ドル
6位 インド 2兆4544億ドル
7位 フランス 2兆4204億ドル
8位 ブラジル 2兆1409億ドル
9位 イタリア 1兆8074億ドル
10位 カナダ 1兆6002億ドル
11位 ロシア 1兆5607億ドル
12位 韓国 1兆4960億ドル
13位 オーストラリア 1兆3599億ドル
14位 スペイン 1兆2324億ドル
15位 インドネシア 1兆0205億ドル
16位 メキシコ 9673億ドル
17位 トルコ 7930億ドル
18位 オランダ 7926億ドル
19位 サウジアラビア 7073億ドル
20位 スイス 6593億ドル
その一方で、嘘デタラメをでっち上げては世界各国で反日を吹いて回っているのが韓国だ。これは韓国人の日本に対する「常軌を逸した競争意識」に他ならない。韓国人は何としてでも日本を蹴落として、その地位に自分たちが取って代わろうと躍起になっているのだ。
もし韓国が日本と同等以上の称賛を欧米から得られれば、日本人と韓国人の友和が見られたかも知れない。しかし韓国の2017年のGDPは1兆4960億ドル、これは日本とは3倍以上の開きがある。そして人口、国土面積、資源量を考えれば今が韓国の成長限界、これ以上の発展は望めない。残念ながら日本同様、韓国の未来もまた決して明るいものではないのだ。