入院中はとにかく暇だった。どれくらい暇かというと、審議中に居眠りしている国会議員と同じくらい暇だった。楽しみといえば朝昼夕の飯くらい。俺はとにかく食事の時間が待ちどおしくて待ちどおしくて仕方がなかった。しかし自問してみる。俺はそれほどまでに腹が減っているのか。否、暇を紛らすために「何かをする」、即ち「食事をする」という行為を望んでいただけだ。
ふと何かものを食べたくなったら、その前に冷静になって考えてみてほしい。今自分は空腹なのか、それとも単に退屈なだけか。ダイエットにおいて、決して両者を混同してはならない。