うちの母親は中高時代は相当に運動神経が良かったらしい。バスケ部に所属し活躍しながら、バレー部の助っ人も兼任していたと聞く。
先日母と食事をした時、普段滅多にそんなことを語らない母が珍しく、学生時代の短距離走自慢をし始めた。
母「私は高校時代、クラスの女子で一番100m走が速かったよ」
俺「へえ、凄いな。タイムはどれくらい」
母「確か14秒9だった」
微妙…それって速いのか。
恐らく高校女子が100mを12秒台で走れば超一流だろう。しかしそんな五輪強化選手と比較しても仕方がない。パンピー基準で100m走14秒9、それは凄いものなのか。
まあそもそも俺には100m走のタイムの相場が分からない。俺の中高時代のスポーツテストは50m走、それしか測ったことがないからだ。
そして俺は高校時代、50m走で6秒8。これは男子の中でも決して遅くはないタイムである。もしこれよりも速く走る女子がいたら、それは相当なものと言っていいだろう。
俺「50m走だとタイムはどれくらいだったの」
母「一度だけ7秒9で走ったことがある」
微妙…それって速いのか。