私の知る最後のあなたは
いつものように優しく微笑んでくれた
愛しくて愛しくてあなたの頬に触れたくて
手を伸ばすとあなたは消えてしまう
ジリリリリ…目覚ましが鳴る
容赦なく訪れる朝が私を現実へと引き戻す
そうかまた私は夢を見てしまったんだ
もうあれから5年が経つのに
今でも私の中にはあなたがいて
その隣りにはもっと上手くやれたはずの私
もっとちゃんと好きと言えば良かった
ちゃんとあなたを愛せば良かった
もしも今日私が死んだなら
明日あなたは私を思い出してくれるかな
あなたと過ごしたあのひと時は
私のこの先何十年よりも大切だから