貴乃花!藤子・F・不二雄!不器用であること、それは才能だ!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

最近はほとんど観なくなってしまったが、子供の頃俺は大の相撲ファンであった。その当時といえば“若貴フィーバー”の真っ只中、まさに空前の相撲ブームが巻き起こっていた頃だ。


その後若乃花関、貴乃花関が離別に至ったのは周知の通り。そして引退後の両氏の在り方は、まさに対極的と言えよう。元若乃花・花田勝氏が現在、タレントやキャスターとして幅広く活動しているのに対し、一方の貴乃花親方は相撲以外の生き方を知らず、今も指導者として相撲道に邁進している。


思うに花田氏に比べ、貴乃花親方は生きるに不器用だ。しかしその不器用な在り方、生き様こそが、幕内最高優勝22回、“平成の大横綱・貴乃花”を生み出したのであろう。


そして花田氏と貴乃花親方、両氏のまさに正対称な在り様を見ていると、俺はある2人の漫画界の巨匠を思い起こす。それは藤子不二雄A氏と藤子・F・不二雄氏だ。


  ◆日本を代表する漫画家といえば?
   (「gooランキング」より)

  1位 手塚治虫 (代表作/鉄腕アトム)  10751票
  2位 藤子・F・不二雄 (ドラえもん)  4715票
  3位 鳥山明 (ドラゴンボール)  3704票
  4位 尾田栄一郎 (ONE PIECE)  2212票
  5位 藤子不二雄A (笑ゥせぇるすまん)  833票
  6位 井上雄彦 (SLAM DUNK)  610票
  7位 松本零士 (宇宙戦艦ヤマト)  517票
  8位 あだち充 (タッチ)  506票
  9位 青山剛昌 (名探偵コナン)  457票
  10位 赤塚不二夫 (天才バカボン)  443票 ※以下略


藤子不二雄として活動していた藤子A氏と藤子F氏は、1988年にコンビを解消。その後藤子A氏はテレビ出演、エッセイ執筆などマルチに活躍。一方で藤子F氏は、まるでそれ以外の生く道を知らぬかのようにどこまでも不器用に、生涯に渡り子供向け漫画の執筆に打ち込んだ。


藤子A氏と藤子F氏。文化人としての両氏に優劣をつけることは誰にもできない。しかし国民的人気作『ドラえもん』を世に送り、没後尚“児童漫画の第一人者”と称されるのは藤子・F・不二雄氏である。


不器用であること、それは才能だ。