以下をご覧いただきたい。これは2015年8月時点におけるアーティスト別のシングル・アルバム総売上枚数である。
1位 B'z 8182万枚
2位 Mr.Children 5912万枚
3位 浜崎あゆみ 5056万枚
4位 サザンオールスターズ 4894万枚
5位 AKB48 4515万枚
6位 DREAMS COME TRUE 4356万枚
7位 松任谷由実 3948万枚
8位 GLAY 3853万枚
9位 ZARD 3746万枚
10位 宇多田ヒカル 3622万枚
11位 SMAP 3518万枚
12位 安室奈美恵 3239万枚
13位 CHAGE AND ASKA 3141万枚
14位 嵐 3048万枚
15位 松田聖子 2966万枚
16位 L'Arc-en-Ciel 2927万枚
17位 globe 2893万枚
18位 Kinki Kids 2606万枚
19位 中森明菜 2538万枚
20位 TUBE 2455万枚
ネット上をどんなに隈なく探しても、これよりも新しいランキングは見つからない。そして俺の中で疑問が起こる。「AKBはまだ浜崎、サザンを抜いていないのか」。
AKBはシングルだけでも年間500万枚以上を売り上げ、また2016年末にはベストアルバムをリリースしている。上記ランキングの発表より1年半、AKBが浜崎、サザンを抜いてシングル・アルバム総売上歴代3位になっていても全くおかしくないのだ。
そして俺が立てた仮説。「AKBはとっくに浜崎、サザンを抜いて総売上歴代3位に浮上、けれどどこの報道機関も報じたがらないのではないか」。
CD売上に関して、これまで数々の日本記録を樹立してきたAKB。今さら「歴代3位に浮上」程度の記事ではニュースバリューが絶対的に弱い。しかもそれを報じたがために、AKBのアンチ、浜崎ファン、サザンファンからのクレーム殺到は必至だ。
つまり音楽関係の報道側にしてみれば、AKBの総売上に関する記事は百害あって一利なし、まさに触らぬ神に祟りなしなのではないか。
ちなみに俺はAKBのファンでもなければアンチでもない。そして音楽チャートに強い関心を抱くが、特定アーティストに思い入れることはなく立ち位置はニュートラルだ。
AKBがどのような商法を取ったにせよ売上は確たる指標。音楽ランキングファンとしては是非とも事実は事実として報じてほしいものである。