俺の学生時代の友人は、どちらかと言わなくても非イケメンばかりであった。まあ類は友を呼ぶ、俺自身そっちの方が話が合ったのだろう。しかしその中における“関羽”と“張飛”、かろうじてイケメンと呼べないでもない友人が、高校時代に2人いた。
そのうち“張飛”こと友人A氏は、自他共に認めるL'Arc-en-Cielのhyde似であった。当時俺はラルクファン、手近なパンピーをつかまえてhyde似認定などしたくなかったのだが、今あらためてA氏を見るに認めざるを得まい、「確かに間違いなくhydeだ」。
しかしhydeに似続ける、これは物凄いことではないだろうか。俺の言うところのhyde、周囲の友人たちの脳裏にあるhydeは90年代、ラルク全盛期の20代であった頃のhydeである。そして今のA氏や俺たちは30代、当時のhydeより10歳近くも歳を重ねているのだから。
鏡を見て凹む、腹の肉をつまんで凹む、ブログのトップ画用に自撮りしてボコボコに凹む。俺のなんという潔さ、雲一つない天晴れなまでのオジサンっぷりである。一体どうしたらA氏のように若々しくあれるのか。既婚者のくせに。