最近週末の夜は、TOKYO MXでアニメばかり観ている。
しかしそれもいい加減飽きてきた。
どれもこれも、似たり寄ったりのラブコメばかり。
実際、純然たるラブコメアニメはそれほど多くはない。
けれど例えばバトルアクション。例えば学園ミステリー。
一見惚れたのはれたのとは無縁そうなアニメにも。
物語の主旨と全く関係なく、
主人公の周りには萌え系美少女キャラがズラリなのだ。
まあ俺も男である。
可愛い女性キャラクターはもちろん嫌いではない。
しかし、腑に落ちないのが主人公の男だ。
ラブコメアニメにおける主人公の男は、
それこそ無条件で周囲の女子からモテまくりである。
もっとも例えば、『化物語』の主人公・阿良々木暦のように。
ぐうの音も出ないほどの性格イケメンであれば、
こちらも黙ってそのモテっぷりを見守ろう。
けれど例えば、『実は私は』の主人公・黒峰朝陽など、
B級ラブコメアニメの99%。
一体どこがカッコいいのか、どこが魅力的なのか、
主人公のモテ要素に微塵も説得力がない。
なのにモテまくる主人公、これぞまさに不快至極である。
ちなみにこれらラブコメアニメの主人公は、
99.9%非イケメン設定である。
主人公がイケメン、それだけで男性ファンが反発する。
それが制作側の見通しなのであろう。
しかしいっそ、ラブコメ主人公はイケメン設定にして欲しい。
内面性をカッコよく描く力量がないのであれば、
始めから「イケメンだからモテる」という単純設定。
その方がよっぽどスッキリするのは俺だけであろうか。