時代が変われば言葉も変わる。例えばSNSなどに実際よりも美人に、あるいはイケメンに写った自分の顔写真をアップすることを「自撮り詐欺」というが、今から10年ほど前、俺がブログを始めたばかりの頃はその行為を「自撮りを盛る」と言っていた。
さて、「自撮り詐欺」と「自撮りを盛る」。なんとなく響きとして、俺には前者の方が罪が重く聞こえる。実際に、詐欺罪は懲役刑になり得るのに対し、不当表示防止法違反は罰金刑で済む。考えてみればそれも当然だろう。不当表示が半分嘘なのに対し、詐欺は全てが嘘なのだから。
ちなみに俺のトップ画であるが、恐らくこれは「自撮り詐欺」や「自撮りを盛る」ではない。なぜなら俺は、自撮りが恐ろしく下手だからである。もし自撮りの腕があれば俺もこんな指名手配写真ではなく、詐欺の一つも働いてみたいものだ。