一体誰がEUを解体させたのか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

EUが解体に向かいつつある。2009年のギリシャ危機に端を発する連鎖的財政不安に加え、この度のテロ対策問題・シリア難民流入問題が致命打となるだろう。今や欧州諸国にかつての協調性は失われ、各国が着実に一国主義に傾倒しつつある。


もしEUが事実上の解体路線に移行したならば、1991年ソ連崩壊により失墜した社会主義同様、国家間共同体は”歴史の失敗”として埋没されることになろう。もっとも我々が住む極東アジアは言うまでもなく、そもそも世界中のどこにもEUを模倣し得る地域は存在しないであろうが。


では、一体誰がEUを解体させたのか。それはイスラム原理主義者だろうか。いや、大本を辿ればG.ブッシュ前アメリカ大統領であろう。もちろん中東情勢不安は大昔からくすぶる国際問題であったが、その火薬庫に決定的に火を付けたのは、”戦争狂”G.ブッシュ前米大統領の大義なき中東侵攻である。


間もなく”世界の盟主国”から陥落するアメリカ。最後の最後にとんでもない負の遺産を残してくれたものだ。